プロ入り2度目の先発登板となったドラ1の鈴木投手。
前回のホークス戦にもまして、素晴らしい内容の投球でした。
昨今では珍しくなったワインドアップからダイナミックなフォームで投げる左腕投手ですが、全力投球型のわりには制球が落ち着いていて、きっちり緩急も使えていましたね。
7回を投げて2安打11奪三振。与四球は2個で無失点でしたから、先発として上々どころではなく、ほぼ完璧な内容でした。
まぁ、昨日まで好調だった打線が、相手の加藤投手に翻弄されて沈黙してしまったのは不運というか何というか・・・、気の毒としか言いようがないですね。
しかしマリーンズ打線。相変わらず技巧派左腕には弱いですねぇ。
結局ヒットはタイムリーになった5回の田村の1本だけ、荻野・中村・レアードといった右打者達も一様に泳がされて加藤投手の術中にハマってしまった感じでした。
ヒット1本で引き分けに持ち込めたのだから良し、という見方もあるでしょうが、どうでしょう・・・?
私には、勝ちゲームを落とした感の方が強いかなぁ。
やっぱり1点差とはいえ、8回までリードしていたわけですからねぇ・・・
同点に追いつかれた小野投手、球速は150K台半ばで充分速いのですが、腕の振りがアーム式なので打者の体感としては、球速表示ほど速くはないのかもしれません。
今、チームとして一番の悩みは、8回のセットアッパーが定まらないことになるでしょうね。
このまま小野投手に任せるのか?ハーマン投手の復活に期待するか?7回の唐川投手を配置転換
するか?
しばらくは試行錯誤を続けていかざるを得ないのかもしれませんが、クローザーの益田投手は立ち直りの気配があるだけに、ここが早く安定してくれることを祈るばかりです。