【千葉大学野球2021】千葉経済大VS東京情報大

先週の社会人の試合に続いて、マリンスタジアムでは今週末、千葉大学野球リーグの最終節が行われました。
今秋季の同リーグ、大学野球独特の3戦中2戦勝利での勝ち点を争う方式ではなく、1部6チームが2戦づつ総当たりで対戦し、勝利=3ポイント・引き分け=1ポイントとし、ポイント数を競う方式になっています。
コロナ禍なので、1試合でも少なくしたいということなのかな?
ただ、私は勝ち点方式より総当たりで各チーム同じ試合数を戦うやり方の方が良いとは思っています。チームによって試合数が異なるというのは、リーグ戦と呼べるのか?という疑問がありました。
まぁ、大学野球の場合は東京六大学の対抗戦文化(リーグ戦でトップになるより、ライバル校に勝ち越す方が大事という考え方、特に早慶明といった伝統校に根強い)に、各地区のリーグが引きずられた感があるように思えます。

いきなり余談が長くなってしまって申し訳ありません。
その千葉リーグ、今日の最終戦を前に優勝の可能性があるのは3チーム、トップが千葉経済大(以下経済大)で19ポイント、1ポイント差で中央学院大(以下中学大)、さらに1ポイント差で国際武道大(以下武道大)が続くという、なかなかの混戦模様です。

しかし経済大、春の入替戦を勝ち上がって一部昇格を果たしたばかりなのに、いきなり優勝争いとは大したものですねぇ。

今日は第一試合が城西国際大(以下城国大)VS中学大、第二試合が経済大VS東京情報大(以下情報大)、第三試合が敬愛大VS武道大。
優勝を争っている3チームの直接対決はないので、トップの経済大は他チームの結果がどうあれ、勝ってしまえば文句なく優勝です。

私はその第二試合を見させていただいたのですが、まず初めて見る経済大のユニフォームがカッコイイと思いましたね。
上半身が濃い紫で白い縦縞、下半身は白ですから、マリーンズのビジターユニにちょっと似た感じです。

そしてゲーム、経済大は情報大先発、下手投げの藤井投手を捉え、2回に7番岩舘選手のタイムリーで2点先制。

2回に先制タイムリーの経済大岩舘選手

しかし情報大はその裏、1番水島選手のタイムリーで追いつくと、3回には3番松山選手がライトスタンドにライナーで叩き込む一発を放ってリードします。

3回のソロアーチでホームインの情報大松山選手

経済大先発の高橋投手、右の本格派ですが、左足を2回あげる特徴的なフォームの投手です。
私見ですが、岩隈久志さんとタイガースの秋山投手を足して2で割ったような投げ方とでもいいますか?右腕を内から外へ押し出すように振る、なかなか面白い投手だなと思いました。
わかりづらいですかね・・・?
ただ彼、ストレートの球速は120~130K程度、相手打線を力でねじ伏せるというタイプでは少なくともないようです。

その後、5回にも5番星山選手にタイムリーを浴び、2-4のビハインドとされてしまいます。

一方の情報大、早めに藤井投手に見切りをつけ、3回途中から茂刈投手にスイッチ。これが当たりました。
細身の投手ですが、制球良く無駄な走者を出さないので、経済大打線の攻撃が単発に終わってしまった感じでしたね。
結局3~7回を無失点に切り抜け、大きく流れを引き寄せました。

好投の情報大茂刈投手

ゲーム終盤の8回表には、経済大、情報大3番手の佐伯投手を捉え無死一三塁の好機を作ります。
打者は途中出場の大川捕手、セーフティスクイズを2球ファウルにしてカウント1-2に追い込まれますが、4球目を何とか引っ掛けて三遊間を破るタイムリー。1点差に詰め寄ります。

しかしその裏、一死一塁から情報大8番鏑木選手の打球は平凡に見えるショートゴロ。
経済大ショートでキャプテンの水沼選手、ゲッツーを焦ったか?お手玉プレーになってしまいオールセーフ。
その後、満塁から水島選手の犠牲フライでまた2点差にされてしまいました。
痛恨のプレーになってしまいましたね。

最後の攻撃を前にした経済大ナイン、背番号10はキャプテンの水沼選手

結局、経済大最後の攻撃は無得点に終わり、情報大が5-3で勝利しました。
優勝を目前にしていた経済大ナインの動きは、やはり固く見えましたが、情報大の気迫も凄かった。
試合終盤には、四球一つ取っても大きな雄たけびとガッツポーズ、とても優勝の可能性が潰えているチームには見えませんでした。
優勝云々ではなく、4回生にとっては最後の公式戦。
大学で野球をやめる選手もいるでしょうから、とにかく全力プレーを、ということだったのでしょう。
見ごたえのある好ゲームでした。

試合結果を示すスコアボード

また、他チームの結果ですが、中学大は3-1で城国大に勝利。武道大は敬愛大に1-4の敗戦ということです。
優勝は21ポイントの中学大、以下2位に19ポイントの経済大、3位が17ポイントの武道大ということになりますね。

経済大、一部昇格即優勝の離れ業にもう一歩だったのですが、惜しかったですね。
ただ2位なので、明治神宮大会の出場権を争う横浜市長杯争奪戦への進出が決まりました。
関東5連盟の代表10チームが、2つの枠を争うなかなか厳しいトーナメントですが、マリンスタジアムに続いて横浜スタジアムでのプレーが待っています。
健闘を期待です。

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