【M0-16H】若手が出てくるということ

いやはや何とも・・・
0-16ですよ。ヒドイなんてもんじゃありません(笑)
生憎の曇り空の中、ほぼ満員の観客が詰めかけたゲームでしたが、ちょっと一言で言えないぐらい一方的にやられまくった試合でしたね。

先発の石川投手、CS解説のジョニー氏は「体調が悪いんじゃないか?」と危惧していましたが、普段なら150K前後は出るはずのストレートが今日は140K弱。
速球で打者を押し込めないから、手投げの変化球を際どいコースに集めようとしますが、結局見切られてストライクを取りにくるボールを狙われるという、大量失点の典型的なパターンにハマってしまいました。

一方のホークス先発の大関投手、サイドとスリークォーターの間ぐらいの左腕投手ですが、やや右肩を内に入れたトルネード気味のフォームから低め中心に重そうなボールを投げ込んできます。
マリーンズ打線、攻略の糸口さえつかめずにプロ初完封をプレゼント。
マリーンズの打線はいつも通り情けないのですが(笑)、大関投手、聞けば育成契約あがりの投手とのこと、さすがホークス。間断なくいい若手が出てきますねぇ

打者でも三森選手や柳町選手など、少し前まで名前も知らなかったような選手がいつのまにかレギュラーに定着しています。
皆、スイングがコンパクトで、しかし力強いですね。
身体は大きくありませんが、甘いボールは簡単にスタンドに運んでいきます。

ホークスの若手選手は、育てられた、というより厳しい競争の中から出てきた、と言うのが正しい気がします。
大関投手も三森・柳町選手もアマチュア時代に全国的な注目を集めた選手ではまったくありません。
ただ、三軍まであって厚い選手層を誇るホークスの厳しい環境に放り込まれて、野球漬けの日々を送りながら与えられたチャンスをモノにしてきているんでしょうね。
考えてみれば、千賀投手も柳田選手も甲斐捕手も、皆そういう選手でしたものね。

私、今年の順位予想で、なんとホークスを最下位に予想してしまいました。
不明を恥じるばかりですが、柳田選手・松田選手らが最盛期を過ぎ、端境期に入りつつあるように感じられたからです。
しかし、やっぱり恐るべしですね。栗原選手の離脱なんかがありつつも、あっという間に別の若手選手がのし上がってきます。

安田選手や藤原選手を必死に「育成」してもなかなか孵化しないマリーンズとは対照的です。

ホークスは恐らく「育成」なんてしていないんですよね。
環境を与えて、頭角を現した選手を使っているだけなんだと思います。
ただ、競争に勝っていくためのメンタリティだけは、しっかりと教え込んでいる。そんなところではないでしょうか?

若手が出てくるというのは、そういうことなんだと思います。
まぁ、資金力の差もありますから、すくにホークス並みの環境を整えるのは難しいかもしれません。
ただマリーンズ、一部の若手に英才教育(らしきもの)を施すより、浦和のみすぼらしい二軍施設を売っ払って、千葉県内の田舎に広々としたグラウンドと室内練習場を作って、自ら必死に練習して競争に打ち勝った若者を引き上げていく・・・
このシステムが出来ないと、たまたま単年の順位が上に行くことはあっても、チームの地力という点で、ホークスやライオンズにいつまでたっても追いつけないのではないでしょうか?

クジ運頼みで強いチームが作れるほどプロの世界は甘くないと思います。

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