専松の夏、終わりましたね。
常磐線沿線対決となった今日の甲子園第四試合、専大松戸対土浦日大。
序盤に幸先良く6点を先制した専松でしたが、県大会からずっと救援で使われてきた青野投手、慣れない先発に戸惑いもあったのかな?
3回に5点、4回に1点を献上してあっという間に追いつかれてしまいます。
そして5回、2番手の梅澤投手、ヒット2本と死球で一死満塁のピンチ。
何とか次打者を三振に取って2アウトまできますが、その後押し出し四球から相手3番の後藤選手に左前打を浴び3点の勝ち越しを許してしまいます。
解説者の方も言っていましたが、緩急を忘れて速球中心の一本調子の投球となったところを狙い打たれた感じでした。
県大会の拓大紅陵戦や習志野戦で絶対絶命のピンチを乗りきって甲子園にやってきた専松。
奇跡の逆転劇を信じながら試合を見ていましたが、土浦日大3番手の藤本投手の落ち着いた投球にかわされ、最後まで攻撃の糸口をつかめませんでしたね。
土浦日大、先発の小森投手を何と16球で降板させ、2番手の伊藤投手も2イニングスを投げて交代。
「いくら何でも早すぎるのでは」と思いながら見ていましたが、結果的には当たりました。
左腕から緩急を使いながら低め中心の投球でスキを見せなかった藤本投手、さすがにエースナンバーを着けているだけはあります。
5回1/3を無失点、敵ながらアッパレのナイスピッチでした。
ライトの大井君をはじめとした、土浦日大の外野手たちの再三の好守備にもやられましたね。
4~5本はヒットをアウトにされているように見えました。
そして、何より残念だったのは、台風の影響で新幹線が遅れ、応援団が試合終了に間に合わなかったこと・・・
甲子園は選手達だけでなく、吹奏楽部やチアリーダーの生徒達にとっても晴れ舞台。
アルプスで演奏したり踊ったり、一生の記念になりますからね。
選手達は応援団のためにも食らいつきたかったでしょうが、最後は力及ばず・・・
最終スコアは10-6の敗戦でした。
スタンドへの挨拶の後、泣き崩れて仲間に支えられながらベンチに戻っていった吉田捕手の姿が印象的でした。
ただ、6点差をつけられても怯むことなく、落ち着いて専松投手陣を攻略した小菅監督と土浦日大ナインが見事だったということでしょう。
第4試合ということもあり、内野の土が荒れていて、イレギュラー性の当たりが多かったのも専松には不運でした。
吉田君やキャプテンの大森君、それに登板機会はなかったけど9回に代打で出てきた平野君らは高校野球最後の試合になりました。
厳しい練習を乗り越え、苦しい予選を勝ち上がって今日、力尽きたけれど、最後に甲子園のナイターを経験できたのは良い思い出になるでしょうし、専松らしいしぶとい野球を春夏とも甲子園の観客に見せることが出来ました。
胸を張って松戸に帰ってきてほしい。
持丸監督、ナインの皆さん、おつかれさまでした。
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