これといった目玉選手がいなかった今年のドラフト。
9球団が事前に1位指名選手を公表するという、これまでなかった流れになりましたね。
マリーンズは事前公表はしませんでしたが、1位は立大の荘司投手にいってイーグルスに抽選負け、はずれ1位で専大の菊地投手の交渉権を獲得しました。
残念ながら私、菊地投手の投球を生で見たことは一度もないのですが、動画を見る限りではワインドアップをしっかり振りかぶって、真っ向から投げ下ろす典型的な右の本格派という印象ですね。
ストレートの最速は152Kだそうですから、昨今としては飛び抜けて速いというわけでもありませんが、下半身がガッチリしていて安定感を感じさせる投げ方ですから、緩急を使いながら、キチッと低めにコントロールできれば、初年度からの活躍も期待できるかもしれませんね。
まぁ、競合1位よりはずれ指名の選手の方が実績を残したなんて例はいくらもあります。まずはこのオフ、しっかり鍛え上げて万全の状態でキャンプに臨んでもらいたいですね。
指名9選手の内訳は、大学生2名、社会人1名、残り6名は高校生ですから、バランスはそこそこ取れているように思います。
上位の二人は即戦力志向ですが、高校生でこれといった目玉がいないので仕方ないかなと思います。
将来性だけを重視というのも違いますしね。
ただ、ポジションに関しては投手5名の他は全員内野手、やや極端になりました。
キャッチャーは昨年松川捕手を1位指名したばかり、外野手は層が厚いということなのでしょうか?
実質レギュラーが空き家になっているショートを埋める選手がこの中から出てきてほしいということなのかな?
ここ数年、平沢選手にはじまって藤岡、福田、小川、池田と毎年のように「期待の内野手」を獲り続けていますが、誰一人として「一軍半」以上になれていないという状態ですからねぇ・・・
特に2位の友杉選手には期待です。
右打ちですから、今季後半頭角を現した移籍組の茶谷選手とタイプ的にはかぶる感じですが、2、3年じっくりというより、最初からレギュラーを狙うべきでしょう。
大学リーグとはいえ、4割以上のシーズンが3回もあったそうですから、打撃センスもあるのでしょうし、春から一気に飛ばしてポジションを獲るぐらいの気構えが必要だと思います。
一軍半の内野手がまた一人増えたってんじゃ意味ないですから・・・
あと、野球の技量とはまるで関係ありませんが、時勢を反映してか?
キラキラっぽい名前の選手が多いですね。
変換に苦労します(笑)
育成4位の黒川選手なんて「凱星」って何て読むんですかね?
ただ、それだけご両親のご期待も大きかったとも言えるかもしれません。
期待に応えて選ばれたプロ選手になり、いよいよこれからが勝負の時、主力を張って富を稼ぐのはほんの一部の選手かもしれませんが、せっかくの夢舞台、それぞれが後悔無きよう精進努力を重ねていってほしいですね。
にほんブログ村