【訃報】斎藤俊之さん

年の瀬に何とも悲しいニュースを目にしてしまいました。
銚子商高元監督の斎藤俊之さんが、19日、ガンのため亡くなられたとのことです。

まだ59歳、夏のチバテレ高校野球特番でもコメントを寄せられていましたが、今にして思えば、既に闘病中だったのかもしれません。
斎藤さんといえば、銚子商を全国制覇に導いた名将斎藤一之さんの息子さんですが、決して「親の七光り」で銚子商の監督になったわけではありません。

現役の高校球児時代は2度甲子園に出場、特に印象深いのは1976年の夏の県予選準決勝ですね。
事実上の決勝とも言うべき試合でしたが、前年の甲子園を制した習志野を相手に、延長にもつれこんだゲームにケリをつけたのは、彼のサヨナラアーチでした。
当時、彼はまだ2年生のセカンドでしたが、3年生のショートには後にドラゴンズに進んでホームラン打者として活躍する宇野勝さんもいました。

あのゲームは、房総高校野球史においても随一とも言える名勝負として多くの方に記憶されているはずです。

また、監督としても2005年に母校を久しぶりの甲子園に導いています。

高校進学のときには、お父さんの元で野球をやるか、市銚子に進むか、かなり迷われたという話も聞いたことがあります。
男子にとっては、偉大な父と同じ道を進むには決意と覚悟がいりますからね・・・

ただ、選手として、また指導者として俊之さんが千葉県や銚子市の高校野球の発展に尽くされた功績は、お父さんに勝るとも劣らないものであったと思います。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

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